整体師が解説|女性が意外と知らない「髪のためのタンパク質量」

生活習慣と髪

髪の健康を守るために欠かせない栄養素のひとつが「タンパク質」。しかし、女性の中には「どれくらい摂ればいいの?」「普段の食事で足りているの?」と疑問に思う方が多くいます。整体師として日々多くの方の体と向き合う中で、食生活の偏りが髪のコンディションに大きく影響しているケースをよく見かけます。

本記事では、薬機法に配慮しつつ、髪の材料となるタンパク質を“正しく不足させないための考え方”を中心に解説します。髪を強くする・生やすといった効果効能の断言は避け、あくまで一般的な健康維持のための栄養学的な視点でお伝えします。

タンパク質が“髪にとって重要”といわれる理由

髪の主成分は「ケラチン」というタンパク質でできています。つまり、日々の食事で十分なタンパク質が摂れていないと、髪を構成する材料そのものが不足しやすくなります。

また、タンパク質は筋肉・皮膚・爪など体をつくる材料としても必要なため、食事の量が少ない人や偏りのある人は、髪まで栄養がまわりにくくなると言われています。あくまで“健康維持の観点”ですが、食生活の見直しが髪の悩みケアの第一歩になることは多くの方に共通しています。

女性が必要なタンパク質の目安量

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、一般的な成人女性のタンパク質推奨量は以下のように示されています。

  • 成人女性(18〜64歳):1日あたり50g前後
  • 高齢女性(65歳以上):1日あたり45g前後

しかし、整体院に来られる女性の多くはこの量を下回っています。「食べる量が少ない」「朝食を抜く」「糖質中心の食事が多い」など、生活スタイルの影響が大きく見られます。

特に、健康を維持する上で重要なのは“体重1kgあたり1.0g前後”を目安にすることです。例えば、50kgの女性なら約50g。一般的な目安と同じくらいですが、体重に合わせて考える方が継続しやすくなります。

タンパク質量の例(目安)

  • 鶏むね肉100g:およそ22〜24g
  • 卵1個:およそ6g
  • 納豆1パック:およそ8g
  • 豆腐100g:およそ5g
  • ギリシャヨーグルト100g:およそ9g

上記のように、食品を組み合わせながら1日分のタンパク質を確保することがポイントです。

女性に不足しやすい4つの原因

整体師として女性の生活習慣を聞く中で、タンパク質が不足しがちな理由には次のような傾向があります。

1. 食事量が少ない

「太りたくない」という理由から、食事全体の量が減ってしまうと、タンパク質だけでなく複数の栄養素が不足しやすくなります。

2. 朝食を食べない

朝にしっかり栄養を摂らないと、1日で必要なタンパク質を補うのが難しくなります。

3. 糖質に偏る

パン・麺・おにぎり中心の食生活は、エネルギーは摂れても「材料」が不足しやすいパターンです。

4. タンパク質の量を知らない

何をどれだけ食べれば必要な量になるのか、具体的な数字を知らない方も多いのが実際のところです。

どんな食品からタンパク質を摂ればいい?

タンパク質にはいくつかの種類がありますが、健康維持のためにバランスよく摂ることが大切です。

動物性タンパク質

  • 肉(鶏・豚・牛)
  • 魚(サバ、鮭、イワシなど)
  • 乳製品(ヨーグルト、チーズなど)

アミノ酸バランスが良いと言われ、効率よく摂りやすいのが特徴です。

植物性タンパク質

  • 納豆・豆腐・味噌などの大豆食品
  • 玄米やオートミール
  • ナッツ類

脂質が少なく、ヘルシーな食事を目指す女性に取り入れやすい食品群です。

1日のタンパク質量を達成する食べ方のコツ

「たくさん食べないといけない」と思うかもしれませんが、ポイントを押さえれば無理なく続けられます。

1. 1食に15gずつを目指す

1日50gを3食で割ると、1回の食事で15〜18gが目安になります。

2. 朝食にタンパク源を入れる

卵・ヨーグルト・チーズ・納豆など、“作らずに食べられる”食品を活用すると続きやすいです。

3. 主食+タンパク質をセットにする

ご飯だけ、パンだけの食事にならないように、必ずタンパク源を合わせます。

4. 間食を賢く活用する

間食にナッツやヨーグルトを選ぶことで、自然と摂取量を底上げできます。

タンパク質が不足しない生活習慣をつくるポイント

食事を変えるのが難しい方は、次のような生活習慣も効果的です(※特定の効果を断言するものではありません)。

1. 朝・昼・夜のリズムを整える

食事のタイミングが乱れると、栄養摂取の偏りにつながります。

2. 買い置きを活用する

納豆・卵・ツナ缶・ギリシャヨーグルトなど、すぐに食べられるタンパク食品を常備しておきましょう。

3. 極端な食事制限は避ける

短期的なダイエットは栄養不足を招きやすいので注意が必要です。

まとめ:タンパク質の意識が“髪の土台づくり”につながる

女性にとってタンパク質は不足しやすい栄養素のひとつですが、少し意識を変えるだけで日常の食事から十分に補うことができます。特に髪や体を健やかに保つには、毎日の食事が大きく影響します。

「最近、髪が元気ない気がする…」と感じたときは、まずは食生活を振り返るところから始めてみてください。整体師としても、健康維持のための栄養バランスの見直しは非常に重要だと感じています。

 

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